婚礼の紹介

  「南島族群婚礼(南の島原住民族ウェディングセレモニー)」は茂林国家風景区管理処が企画する原住民族の婚礼をテーマにしたイベントです。主に屏東県北部に位置する三つの郷(郷は日本の村に相当)、瑪家郷、三地門郷、霧台郷に暮らすパイワン族やルカイ族の頭目や貴族の婚礼をモチーフにしています。

  大武山はルカイ族やパイワン族にとっての聖なる山です。屏東では太陽は大武山の方向から昇ってきます。このため、生命を育む場所とされています。原住民族は大武山を一族の祖霊の所在地とみなしており、数々の神話や伝説が語り継がれてきました。今年のイベントは大武山にまつわるロマンスを組み合わせています。副題を「情牽大武山(大武山のロマンス)」とし、屏東県三地門郷で繰り広げられます。

  ルカイ族の女性にとって百合の花の飾りは貞操観念と道徳を備えた素晴らしい花嫁である印となっています。百合の花は婚前女性の純潔、貞淑を表しています。また、貞操を大切にするルカイ族の女性は男性にプロポーズされると百合の花の飾りを付ける資格をもちます。

  百合の花はルカイ族の部族の花で、神聖、高貴、聖潔を意味します。ルカイ族の人たちにとって、精神的に視覚上の美感を超越した存在であり、冠や褒賞に用います。勇士や貞節を守る女性のみ身に着けることができると言われます。